ちょっとこの前のオススメ記事はお行儀よく書きすぎました。
SWD、とにかく…月並みでもなんでも「衝撃のラスト」ってやつがあるので最後までプレイしてほしいってのはマジです。
たしかにゲーム性がシンプルすぎて中だるみしないかというと難しいところはある！
ただそんな人でもスムーズにプレイできるような、攻略記事じゃないですけどちょっとしたコツみたいなのも書きたいなと。
SWD、しんどくなれます。最近ゲーム・漫画・アニメその他諸々でしんどくなってないなあという人はぜひぜひ。
あと、SWDは2も出てます。SWD2の最初のあらすじを読んでおくと無印で何が起こったんだろう感があるのでオススメ。
ということで、未プレイのお人はここで即Steamへ駆け込んでSWDをポチること。
以降はネタバレネタバレSpoilerSpoilerのパッションしかない感想の時間！！
なおSWD2は未プレイでSWDクリアのみでの感想なのでSWD2の内容とは食い違う可能性ありマス。
まずね、オススメ記事に書いたShinerのくだりが滅茶苦茶好きという。
whiteblackspace.hatenablog.com
"Before they wrecked the World."
もうこれでファーストインパクトというか、あっこれタダのスチパンロボット＋ウェスタン＋掘りゲーって面白くね？ってノリで作られたファンシーファンタジーじゃないなって感じがするのヤバい。
雑魚敵ゾンビが過去の繁栄でヒトに繋がって世界崩壊でロボsにつながってそういえばShinerはダイナマイト持ってたな、まで想起したらもうね、もう…
ダイナマイト投げて自爆、これが示唆的ですよね。愚かさ…
ロボたちにwrecked worldを遺して自分たちはこんな有様ですから酷い。
「最初のSteambotの誕生に関わっていた」うん、ヒトだからそうでしょうね
「もしそうならば、やつらは他に何ができた？」それは…
こういうテクノロジーだって…
……"Showdown"……ラスボスの話に入りましょう。
ここ天才…
「…」→「Joe?」
なのが…Rustyは最初のセリフ聞いて気付いたんですよね。
ゾクッとくる…プレイヤーはなんで？おいたん冒頭でおっ死んでたやん？からの後続の会話でうわっ、うわっうわあするこの感じ。
"HE MERGED WITH US FREELY."
もうずっと一人称が複数形っていうんですか、あっこれ有機体だったらなんか融合しちゃってる系のやつだってわかる感じ。
まさかロボものでこのbio-merging horrorっていうんですかね、個という境界を無くし一つになる系のおそろしさを叩きつけてこられるとは思いませんでした。
そしてJoeも…
FREELYって表現、難しいところだと思うんですがやっぱJoeは望んでVoltbotに融合？されたのではないかなあと。
不意打ちでVoltbotに殺されて取り込まれたりだとアップグレードパーツの数々置けないですし、町の人たちが言ってた鉱山で何やらガサゴソしていた時期があるのはその期間だったのではないかなあと。
これがとても恐ろしい…プレイヤーによるかもしれないけども、自分はラスボスにたどり着くまで、完全にJoeは何かヤバいものみっけちまって殺された『被害者』なんだろうなあと思ってたので
まさかもう一度会えるとは…最悪の形だけど…
"YOU ARE ALREADY MORE PART OF US THAN YOU ARE YOURSELF."
悪寒の連続です…
採掘が楽になるぞ―と喜び勇んで取っていたアップグレードが運命へのカウントダウンだとは…だ…とは…
ゲームシステムとシナリオの融合、ものすごいです。
弱いものから強いものへと、パーツを付けて強化していく…
それがある別のものへの変化、ということに、ｶﾞｶﾞｶﾞ
ありきたりですがテセウスの船という言葉が浮かびます。
Rustyはいつまで…Rusty…なの……でしょうか…（後ろの展開を思い出して辛くなる）
ちなみに"shell"っていい表現ですよねえ…硬くて外側を覆う、生命と不可分のものという意味ではまさにぴったりなんですが訳そうとすると難しい。
Steambotの「鎧」が無難な気がしますが「からだ」とpoetに捉えるのも良い気がします！！
ロボなのでね。shell=bodyですよね。
全ては入念に準備され、仕組まれていた…"prepared"だったのです。
"You've prepared me, that's true. I'm prepared to stop you."
「ああそうだ、準備万端だ…アンタを止める準備がな」
ってカッッッッッチョイイ。ずるい。無理。
TRUE HEARTですよこれは。
ほどなくしてラスボス戦に入り、そして…
初見の時のここの「え…？」感凄かったです。まさか。まさか…いってしまうのかRusty…
中央に立った銅像…完全に見た目は悪い冗談ですが、これが何を意味するのかには十分すぎる…
エピローグ会話、男性陣の完全なる適当さがコミカルで滅茶苦茶好きです。
ちなみに日本語版（3DS）だと割とダイナミックに編集されて感動的な感じになってて笑いました。
そして彼女が。
「どうしてこんなものが必要なの？」
まだちゃんと探していないのに、と言います。
口々にDorothyを諌める町の人々…
未来のことを考えたほうがいい、地下での鉱石拾いなんて若い娘のやる仕事じゃないもの、と。
ここでちょっと脱線しますが、ちょうどラスボスに向かう前くらいのDandyのセリフでDorothyちゃんの話があるんですよね。
初見時はコイツ分かってんじゃねえか…！としか言えなかった（
換金屋のかわいい女の子。ちょっと垢抜けない感じはするけど…でもちょっとおめかしすればきっととっても綺麗になるはず。
Rustyの頑張りにより暮らし向きのよくなったTumbleton、彼女はどこへだって行けるし…華やかな未来が開かれているはずなのです。
ところが。
「彼はまだ地下のどこかにいる。分かるのよ」
「探し続けるわ」
「良かれ悪かれ…彼を見つけるの」
もうねこんなん…無理になる……もう無理……
心が折れた………（悦び）
これでエピローグが終わります…が
夜の砂漠を往く、青く奇妙に光る目の…Rusty。
Voltbotと心中する間際のこれは…
アップグレードをゲットして、同時に自分でないものに段々と置き換わっていく、Voltbotに近づくその瞬間と同じそれは…
……
（プレイヤーの耐久値が）死にましたねえ！
いっそストレートにロストしてくれたほうがプレイヤーの傷は浅かったと思うんですがそれは…（満身創痍）
一時期夜の砂漠を往くRustyはRusty自身が見てるイメージ的なものでは？と考えたこともありました。
ところで夜の砂漠ってめちゃくちゃ寒いんですよね。
そして最終決戦の地Vectronは…
地下深くほど暑いというSteambotたちの考えに反して、Rustyの鎧に霜が降りるほどとても寒いところでした。
暗くて寒いところに埋まり続ける…ロボのはずなのにヒトの葬送のようなそんな…そんな…
耐えられない！どう挫いても転んでも辛い！！
やはりVoltbotに乗っ取られたか融合したか…とにかく元のRustyではないナニカになっていると考えましょう。
Dorothyちゃんが色々なものを投げうって探すとして。探し当てた先にいるのはこのRusty?なわけで。
もう無理辛い。しんどい。最高…
ヒトが勝手に辛がっても、彼女はそれでも探しに行く。
SWD2はそんなお話のようです。
もうトレーラー冒頭20秒が辛い、しんどい（
自分でもSWD2のハードル上げすぎちゃう？と思うものの
むしろSWDだけでもこんだけ考えることがあって十分辛くなれる…ということを今のうちに書き残しておきたかった…
主人公ロストゲーは久しぶりのような気がします。
というか大人しくロストしてくれればまだｒｙ
実質ロストなだけあって衝撃的なラストをしっかり描いてくれたのがすごく嬉しかったです。
SteamWorld Heistもプレイ中なのですが、Digをやってるとおっ？と思うところもあったりして…
Shinerの話でチラッとしか出てこなかったwrecked worldについてもSteamWorld Heistではある意味生々しく描かれています。
（アレが出てくるのでDigとHeistの時系列の離れ具合はともかく世界として別ってことはないはず…）
ゲーム性（と所要プレイ時間ｗ）はかなり違うのですが、今終盤でかなり楽しく進められているのでこちらもオススメです！
終わったら…Dig2へ進みたいと思いま…辛い…（
